2006/02/18

デンマーク ムハンマドの風刺画にゆれるヨーロッパと中東とその他いろいろ

デンマークの風刺画に預言者を書いて、しかもそれがテロリスト扱いたっだ事に、イスラム教徒から反感が集ったこの問題。デンマーク商品のボイコットなどから、大使館に火を付ける過激な行動も出てきたこの問題を、継続的にヨーロッパ(イギリス中心)の様子を報道してくれるサイト。小林恭子の英国メディア・ウオッチ

興味深いのが何故フランスの新聞が、遅れてこの風刺画を掲載したかを書いたサイト
fenestrae
。ヨーロッパが苦労と苦難と沢山の血から生み出した「言論の自由」が、脅かされつつあるという雰囲気がこの問題の下地にあるようすが面白い。


個人的に、この問題はヨーロッパの本音とイスラム教の本音どうしの喧嘩みたいなもので終わりそう、というか終ってほしい。暴力や紛争で解決するには、ヨーロッパとイスラム教の国々の力の差が大きすぎて、これ以上発展しようが無いようだし。ヨーロッパの中にも自分達の見方を絶対視している所が炙り出された事と、イスラム教の暴力的な印象、というか偏見が有ることが明らかになったわけで、ここをスタートに対話が進めば事態がもっと良い方向に向うのではないかな。

ところで、どこかにアラブ圏やアフリカの様子を書いてるサイトは無いものか?